花魁
最近花魁の文化にはまっております。
なのでちょっと紹介しようかな。
~吉原用語~
・姉女郎
禿や新造を従わせるお姉さん遊女のこと。禿や新造にかかるお金すべて姉女郎もちなので、高級遊女しか姉女郎にはなれない。
・引き込み禿
禿(7・8歳くらい)の中でも「これは将来美人になる!」と主人から見込まれた女の子のこと。引込禿は、主人のもとで英才教育される。
・指切り
女が小指の第一関節から指を切り、客に渡す。
かなり痛い。
それほどまでに愛してるということ。
貰う客も、遊女の思いに応えるくらいの気構えが必要だった。
が、実際に切る遊女は少なく、偽者の指が出回ったらしい。
「指切りげんまん嘘ついたら針千本飲ます 指切った」といって小指を出すのはこの文化から来ているんでしょうね。
・素見
遊女を買わない冷やかし客のこと。
嫌いなことを「好けん(好かない)」というのもここから来ています。
・爪剥ぎ
自分の爪を剥ぎ、愛の深さをアピールする。
こんなに痛い思いをするほど、あなたを愛してるのよ!というもの。
客は「こんな痛い思いをしてまで、オレのこと好きなのか・・・」と思ってくれる
が、実際は禿の伸びた爪を貰い、剥いだフリをして、自分の爪のように思わせたらしい。
とたくさんあります。
ほかにも、
・やきもちを焼く→甚介 (じんすけ)
・惚れた男→いいひと
・月経→行水
・坊主→げんさん
・田舎者→旅人衆
・腹の立つ→じれったい
・二人で楽しめ→おしげりなんし
などがあります。
~女郎たちの一日~
10:00
遊女たちが起き出し、振袖新造たちが拭き掃除を始める。
床から出た遊女はまず湯に入り、食事をした後、化粧にかかります。
遊女同士が雑談、手紙を書くのもこの時、やがて、貸本屋、文使い
髪結が来る。
12:00
若い者が「湯をしまいます」と風呂の終わりを妓楼の二階にふれて
廻ります、遊女たちの髪も結い終り、昼見世が始まる。昼客のある
者は茶屋へ出かけます。
14:00
昼見世は閑散としていたので、遊女たちは子供を連れてきて遊ば
せたり、売卜者に手相を見てもらったりとわりとのんびりすごす。
16:00
昼見世がひけ、遊女たちは食事をとる。
点灯頃から花魁道中が始まる。
18:00
すががきの音とともに夜見世が始まり、廓内は人の雑踏で賑わう。
20:00
登楼した客の宴もそろそろ終り、床付けとなる。
22:00
妓楼は帰る客、揚る客の送迎で一日の中で最も忙しい時間帯。
客や遣手の声、禿のアイアイという返事などで賑わいも一段と..
24:00
中引け。拍子木が鐘四ツ、引け四ツを知らせる。
2:00
大引け。遊女たちは床につく。
4:00
茶屋の者が客を迎えに来る。きぬぎぬの別れののち、遊女は客を
大門までおくります。
新造たちが姉女郎に背いて浮気した客を大門で待ち伏せするのも
この時刻。
6:00
客を送った遊女は寝につきます。ということは睡眠時間約5時間?
朝晩逆転といったような生活をしています。
今回はこれだけしか書いていませんが、これからもっと紹介していこうと思います(≧▽≦)
花魁に興味ある方は「吉原ラメント」聞いてみてください!
ではどろん!